やっぱり

「卒業制作用のキャラデザが完成した」
「おお、皆さんなんかクールですね。３人ともゼネバス帝国なんですか？」
「そうだー。真ん中の女がバーサークフューラーの、右の黒髪がライガーゼロの、左の茶髪がナイトシュロードのパイロットだ」
「これを3D化していくわけですね」
「・・・いや、やっぱりキャラは2Dでいくことにした」
「あ、そうなんですか。・・・何故に？」
「ちょっとモデリングやってみたが、やっぱりデフォルメ無しのキャラは中途半端な技術でやってもキモい宇宙人みたいな顔になるし、細かい表情とか付ける技術も甲斐性もないし・・・何より、やっぱり2Dと3Dにはそれぞれの良さがあると思うわけで」
「要は人が作れなかった言い訳ですか」
「うおーい・・・」

きっかけのひとつとして

「久しぶりに版権キャラが描きたいな」
「ほう、また唐突ですね。何を描くんですか？」
「アルル・ナジャとかドラコケンタウロスとか」
「・・・・・・ぷよぷよ、ですか？」
「ぷよぷよです」
「何でまたそんな微妙な」
「や、俺がまだ萌えもオタクも知らなかった中学生の頃、オカンが買ってきたN64のぷよぷよSUNのキャラにときめいていたのを、ふと思い出してな」
「はあ・・・そうなんですか。っていうか、あなたがそういう趣味に目覚めたのって、まさかお母さんのソレがきっかけですか！？」
「今になってよく考えたら、そうかもしれん・・・」
「うわぁー・・・」

吼

「そういえばゼロバルディッシュとBFレヴァの動画はまだ公開してなかったな」
「そうですね」
「というわけで」



「短っ」
「本番用のカットだから、尺に問題があるのは仕方ない」

なぁー

「学校の帰りにヨドバシで買ってきた」
「ああ、そういえば行くって言ってましたね」
「ブレードライガーとハンマーロック狙いだったが、キングゴジュラスとギルベイダーも既に並んでいた」
「おお・・・ついに復刻ですか・・・」
「ただ、それよりも驚いたのは、ゾイド売り場に流れる人の多さ。ちょっと見てたんだが、絶えることなく次々と箱を手に取る人の多いこと。ほとんどが20代後半～30代の人で、『うお、キングゴジュラスやん！』『ギルベイダー！懐かし～』と連れ同士ではしゃいでたり」
「へええ・・・そんなに盛況だったんですか」
「やっぱりあの２機は何かカリスマ的なものがあるんだなーと実感。山積みになってたであろうキンゴジュも、午後６時半の時点で残り５つだったからな」
「で、そんな空気の中で買ってきたのがこれですか」


「まあキンゴジュもギルも、いつか必ず買い揃えてくれるわ」
「そうでしょうね」
「で、とりあえずハンマーロックだけチェック。特に不備もなくランナーも無傷だった」
「良かったですね」
「ブレードライガーも、先にアタックブースターだけでも組みたいなぁ・・・」
「あなた本家のアタックブースターも持ってませんもんね」
「そうなんだよなー」
「ところで、コマンドウルフACとキャノリーカラーのモルガも未組み立てのままなんですけど」
「そうなんだよなぁー・・・」

先生の解説「まぁ・・・ゾイドですよね（笑」

「毎週金曜日の午後の授業は3Dの映像鑑賞なんだが、今日ついにゾイドの映像が流れたぞ」
「おお、マジですか。というか、それって授業なんですか・・・？」
「まあ形式上は。ちなみに流れたのはアニメ版の無印とスラゼロが一部。懐かしのZG発動やらマウントオッサ要塞攻防戦でのマルクス少佐の最期やら、シュバルツ対アイゼンベック隊の模擬戦闘やら、セイバータイガーのスティンガー仕様機やら、誇り高き嵐の剣やら、根性見せろウルトラザウルスやら・・・予想外すぎる懐かしさと嬉しさのあまり泣きそうになったわ」
「はああ・・・っていうか、あなたもよくそこまで細かい固有名詞まで覚えてますねぇ」
「ゾイドしか映ってない数分の動画だったが、終わった直後に教室の所々から懐かしいだの、ジェネシスがどうのだのと聞こえてくるヒソヒソ話・・・久しぶりにテンション上がったわ。おかげでいつもより居眠りの時間が少なかったし」
「え」

季節は秋。

「できそうなところからレンダリングして、編集に入った」
「卒業制作ですか。・・・ってことは、絵コンテもできた、と」
「や、まだ」
「・・・・・・ありなんですか？それって・・・」
「まあ、人それぞれということで・・・。ところで、夏の間シャワーだけで済ませてた我が家だが、今日から湯船が復活だ」
「あ、そうなんですか」
「・・・しかし、シャワーだの湯船だの言ってると、PC版青サバの書き下ろしを思い出すなぁ」
「思い出さなくていいです！」

かけろはやぶさ

「シュツルムファルケン発動ーなイメージで」
「うお、なんというボーゲンフォルム・・・」
「問題は、コレの3Dムービーでの作り方がまるで見当付かないということだ・・・」
「ダメダメじゃないですか」

早くなんとかしないと・・・

「卒制用ムービーの登場キャラのラフを描いてみた」
「女性ですか。どうせなら完成してから載せればいいのに・・・」
「それでは今日のうｐに間に合わなかったんだよ」
「というか、絵コンテがどうのとか言ってませんでしたっけ？そっちはできたんですか？」
「まだ」
「なに即答してんですか・・・」
「まあ大方のシナリオは書いたし、先生に見せる分には何とかなるだろうと」
「・・・ん？よく考えたら、あなた昨日休みで今日も祝日で休みだったんじゃ？」
「そうなるな」
「で、完成してないと？」
「・・・ハム速のログを読み漁ってたらあっという間に時間が・・・」
「・・・ダメだこいつ・・・」

学生の限界

「あ、あれ・・・？もうHMMレオン仕様ブレードライガーABって発売してたのか」
「珍しいですね、あなたがゾイド関係の発売日を失念してたなんて」
「むう・・・まあいいや、そんなすぐに売り切れるような物でもないだろうし、今度週末辺りにゾイグラのハンマーロック発売を待って一緒に買ってくるとしよう」
「そしてそろそろキングゴジュラスとギルベイダーも発売になりますが」
「・・・・・・買えと？」
「え？買わないんですか？」
「や、まあ10年近くゾイドファンやってる身としてはマストアイテム的な気もするが・・・正直キングゴジュラスには大して思い入れも無いし、ギルはジェネシスの白がいるし・・・普通に金とスペースが厳しいってのもあるが、今すぐに欲しいとは思わんな。しばらく様子見だな」
「てことはその内買うんですね」
「まあ、また日本橋かどっかで投売りされてれば・・・」
「最悪ですねあなた」

久々に車話

「最近バイト行く時は一人で車の運転してるんだが、今日駐車場で初めて、よその車の隣に駐車できた」
「あ、そうなんですか。・・・って、上達速度遅すぎませんか？もう免許とって半年は経ちましたよね？」
「週に１度、往復で30分足らずの運転だ。そうそう上手くなるものでもない」
「そんなもんですか」
「というか、あと半年で若葉マーク外れるとか絶対無理だ」
「いやそれはだめでしょう」

回る

「久しぶりに自作動画をば」
「お、何か作ったんですか」



「フューラーの360°ビューですか」
「クルーワッハ様が以前ニコ動に上げてた動画に影響されたのと、レンダリングにかかる時間を見てみようというのもあって」
「なるほど。また時間かかったんですか？」
「今回のコレで40分程度だった。実際はさらにきれいな状態で出力させるから、倍以上はかかるだろうな・・・」
「また学校のパソコン２台付けっぱなしで帰ってきた～みたいなことになるんですね」
「だろうな」


「で、おまけで音付き版も。ちょっと重いんで、PCスペックと精神的に余裕のある方はどうぞ」
「むぅ・・・すぐこの発想にたどり着くのがあなたらしいですね」

真似で悪いかっ

「今日は台風に警戒して居残りせずに帰ってきたというのに、結局雨もまともに降らず終わってしまったな。こんな事なら普通に居残りしておけばよかった」
「まあ、平穏無事で何よりですけどね」
「で、せっかくの早帰りということで、帰りにカバヤの食玩ゾイドを探してみた」
「おお。どうでしたか」
「帰り道にあるスーパーと、商店街の菓子屋を２件当たってみたが無かった。ヨドバシにも置いてなかったし・・・どうしたものか」
「通販とかは？」
「や、さすがにそこまでは・・・どうせカートン単位でしか買えないだろうし、今度日本橋で探してみる」
「そうですか」
「どれもいい出来なんだが、デスザウラーとゴルドスが良さげなんだよなー」
「また渋いセレクトですね。まああれはラインナップ自体がそうですけど」



「で、ここに載せるのを忘れていた絵を１枚」
「これは？」
「pixivが開設１周年ということでイメージキャラクターを募る企画をやっててな。それ用に投稿したものだ」
「なるほど。・・・なんか、あなたにしては随分と冒険してますね。髪型とか」
「まあな」
「そして各所のハイライトは駒都えーじさんの真似ですか？」
「・・・まあな」

WEB拍手
・バルディッシュとレヴァンティン超かっこいいです！！流石ですね！！
＞＞ありがとうございますー。
　　こいつ等がよりカッコ良く映るよう動画制作も気合入れていきたいと思う所です。

完 成 。

「さぁ、ついに御披露目の時が来た」
「お、ゼロとフューラーですか」

「こんな感じで」
「おお、なるほど確かにオリジナルのアーマー・・・って、ん？」
「んなら、１機ずつ紹介していこうか」


・ライガーゼロ『バルディッシュ』
イクス同様、ジェネレーターで発生させた高圧電流による電磁攻撃を得意とするCAS。
高速・高機動の近接戦闘用ユニットだが、イクスに比べ隠密性より防御力に比重が置かれ、強襲用としても威力を発揮する。
発生させた電磁エネルギーで鎌を形成する新兵器『バルディッシュ』や大型ウイングスラスターに内蔵されたエレクトロンドライバー改『プラズマランサー』が主な武装。


・バーサークフューラー『レヴァンティン』
簡易型シュトゥルムユニットの量産試作機。大型ブースターとエクスブレイカーの代わりに、背部にスラスターと巨大な刀剣が一体化したユニット『レヴァンティン』を装備。
レーザーに頼らずそのパワーのみで対象を叩き切る大味なユニットだが、その戦闘スタイルから敵兵に精神的威圧を与える。
両刀を左右に展開しジェネレーターからのエネルギーを流すことで荷電粒子砲の偏向精度を向上させることが可能で、最大出力時の放射『シュツルムファルケン』の威力はジェノブレイカーを大きく上回る。


「・・・とまあ、こんな具合で」
「もう、どこから突っ込めばいいのやら・・・」

絵コンテも描かねば・・・

「バーサークフューラーのアーマーも本体の部分はほぼ完成。あとはバックパックの武装ユニットを作れば終了だ」
「明日には完成しそうな勢いですね」
「理想はそれだな。フューラーが完成したら、今度はキャラのモデリングもせねば」
「お、今回は人も3Dで作るんですか」
「ああ、以前の青サバアニメで『コクピットに座っている絵』というのがいかに面倒か思い知ったからな。今回はフル3Dでいく」
「なるほど」
「・・・というか、卒業前に１つぐらいはメカ以外のモデリングもやらないとマズイと思って・・・」
「・・・なるほど、それは切実ですね」

WEB拍手
どうも、以前バイオオヴィラプトル＆プロトケラをリクした者です。CG絵がだいぶ充実してきましたが、どれも見事なものですね（特にレヴなどはお上手！！）。自分がリクした2体の方も完成待ってます。

「うおう、忘れてた。申し訳ないです」
「おーい・・・」

レイとヴォルフ？

「バーサークフューラーも素体完成ということで、早速共和国仕様に色変えしたライガーゼロと対峙させてみた」
「それはいいですけど、これ背景・・・」
「や、それは仕方が無い。とりあえず間接設定して、ちゃんと思ったとおりに動いてくれるかどうかのテストだから」
「なるほど・・・。なんかこのフューラー、アニメ版と可動王を足して２で割ったみたいな感じですね」
「まあ、実物を教室に持ち込んで見つつ、スラゼロのサイトに載ってた画像を参考に作ったからな」
「・・・また学校にゾイド持っていったんですか」
「ああ、実は夏休みのガンスナイパー、ゴルヘックス、ヘルキャットも、そしてライガーゼロも、全部逐一実物を持って行ってたんだがな」
「よくやりますねぇ・・・」