旅の終わり、夜の終わり

「今回の原稿作業も、そろそろ終わりが見え始めてきた」
「おお、もう一息ですか」
「というわけで、明日はトーンを買ってくる」
「・・・またですか？」
「この間買ってきたやつはどうも合わなくてな・・・。『雲』のトーンなんだが、以前使ってたアニメイトトーンのやつの方が合ってるようだ」
「・・・ってことは、まさかそれだけのために日本橋まで行くんですか？」
「まあ、そうなるな。ついでに何軒かショップも回って情報収集してくるが」
「明らかにそっちの方が時間かかりますよね」
「だろうなー。それに、新しいメガネの受け取りにも行かねばならんし」
「・・・完成するんですか？原稿・・・」
「まあ、遅くても明後日には出来るだろう。金曜にサクラメと一緒に入稿に行くから、時間があれば細部の修正とクオリティアップに費やそう」
「ああ・・・まあ、最後まで頑張ってくださいな」

ちゅー

「今年も新アニメのシーズンが来たな」
「あそうですね」
「とりあえず、『ロザリオとバンパイア』は意外と面白かった。というか黒いセリフをしゃべる水樹奈々が新鮮だー。これでブラックなフェイトがニコ動辺りで出てくれれば面白いが」
「最近はすぐMADになりますからねぇ。・・・ところで、原稿はどうなんですか？」
「残り２枚、下書き状態の原稿を完成させればほぼ作業完了だ」
「あ、いつの間にか結構進んでたんですね」
「まあ、マンガのフキダシに貼るセリフとかノンブルとかのプリントがまだなんだがな」
「なるほど。・・・間に合いそうですか？」
「それはなんとか。今週の金曜が入稿締め切りだ」
「おお、締め切りの方もいつの間にか近づいてたんですね」
「さあ、明日は引き篭もるぞー」
「ああー・・・」

有給青春歌

「メガネを新調すべく、某デパートに行ってきた」
「ほう、メガネですか」
「今のやつは、かけてても0.2しかないからな。免許も取得寸前だし、ここらで、と思ってな」
「なるほど。・・・ってか、今日はバイトだったのでは？」
「ああ、今日と来週の土曜は有給休暇だ」
「・・・有給？バイトなのにですか？」
「ああ、俺もこの間初めて知った。俺の希望してたシフトに別の女子が入りたいってんで、有給使って抜けてくれんかと店長に頼まれてな」
「へぇ」
「これでもまだ７日分有給が使えるらしい」
「っていうか勤めて２年以上経つのに知らなかったってのも問題ありだと思いますよ」

今年の初買いはトーンとコピックマルチライナー0.03mm

「画材屋に行ったついでに、ヨドバシととらのあなにも行ってきた」
「またですか」
「しかし、やはり人が多かった・・・」
「まあ、みなさんお年玉やら何やらで大きな買い物する時期ですしね」
「あ、ヨドバシではエヴォドライブを発見。予想はしていたが、やはりダークホーンが１番売れているようだった」
「あなたは買わないんですか？」
「予定はない。新型の動力ユニットには興味あるが、さすがに5000円以上かける気にはならんな。投げ売りを待つ」
「最低ですね・・・」
「ちなみに、とらのあなもかなり混んでた。梅田店のレジが２基とも稼動してるとこ初めて見た」
「お正月恐るべしですね」

そんな１日

「結局今日も寝坊して、初詣は行かなかった」
「何もかも予想通りですよ」
「・・・。で、水樹奈々のアルバムについてた『奈々フェスダイジェストDVD』をようやく視聴」
「今頃ですか」
「まあ、カウントダウンライブに行けなくなったことが決定した時から、代わりに年明けに見てやろうと思っててな」
「なるほど」
「しかし、まさか収録時間が100分もあるとは思わなかった。間違いなく500円分以上の内容だったな」
「ところで、その様子だと原稿は進んでないようですが？」
「ああ？何を言う。着々と完成に近づいてるわ」
「あら、そうですか」
「ただ、明日はちょっと買い物に出るがな。画材屋でトーン買ってこなければ」
「あれ？あなたこの間、アニメイトで大量にトーン買ってませんでしたっけ？」
「ひとつ買い忘れてたのがあったんだよ。あと今回はグラデーショントーンを結構使ったからな・・・補充しないと多分足りない」
「こうして、売り上げは伸びないのに製作コストだけがどんどん膨らんでいくのであった、と」
「うっせ」

初詣は明日かな

「今日は早速昼まで寝て、それからはネット三昧でした、と」
「うわ、いきなりダメ人間・・・原稿の方は大丈夫なんですか？」
「ん、まあ１日１枚のノルマは何とかこなせてるし、ついさっきまでは原稿やってたし」
「そうですか」
「そういや昨日も結局、ペン入れしたウィスタリアにA－95番のトーン貼りながらの年明けだったなぁ・・・」
「さ、寂し過ぎる・・・」

お正月のプレゼント（送料込み・実費）

「バイト４連勤、終了ー」
「新年一発目からそれですか」
「お前もそろそろこの空気に慣れろよ」
「もう・・・っと、この画像は」

「ゾイドメインのサイトらしく、最初のネタはこいつらだ」
「旧ヘルキャットとゴドスってことは、届いたんですね、ゾイドグラフィックス」
「ああ、値段不相応な情報量の少なさに不満はあるが、旧キットやディオラマベースの復活の意義は決して小さくないな。マルダー以降にも期待しよう」
「辛口ですねぇ」
「まあ、ゾイドコアボックスを持ってて、さらに大ゾイド博にも行った人間としては、そんなに目新しい情報もなかったしな。・・・機体解説とかも考察系の個人サイトの方が凝ってるし」
「でも買うんですね」
「それは当然。まあマルダー以降の予想としてはツインホーン、サイカーチス、ダブルソーダ、シュトルヒ・・・の辺りかな」
「小型ばっかりですね」
「まあ、希望としてはシーパンツァーとかジークドーベルとか、グレードアップユニットも欲しいが、キットのボリュームを考えると厳しそうで」
「なるほど。まああなたがここでいくら喚いたところで無意味ですけどね」
「ぅおい」

紅組のドリルで天を突けー

「さて、紅白も終わったし、原稿するか」
「え、まだこの時間は放送中なのでは？」
「や、グレンラガンはもう終わったし」
「・・・あ、そうですか」
「中川翔子は登場のポーズから笑った。まあ、正直あの場ではかなり痛かったが」
「まあ、らしいと言えばらしいですけど」
「ところで、ゾイドグラフィックスがまだ届かんのだが」
「というか、今年最後でネガティブな話題ばっかりですか」
「や、まあ・・・今日もバイトだったし・・・本来なら今頃水樹奈々のライブ会場でwktkしている頃だと思うと・・・」
「マジ凹みですか・・・。まあ、１年お疲れ様でした」
「ああ、お疲れ。・・・というか、俺はむしろこれからどんどん修羅場に向かっていくんだがな」
「空気読んでくださいよ」

大掃除すら間々ならぬまま

「あれ？今年ってもう明日で終わりか」
「何いきなりボケてんですか。ってか、去年もそんなこと言ってませんでしたっけ？」
「もうバイトと原稿でいっぱいいっぱいで日にちの感覚なんて半分麻痺してるんだよ。深夜アニメもないから曜日感覚も掴めんし」
「アニメが基準なんですか」
「で、今日はバイト４連勤の２日目だったわけだが、昼までに『今コミケの列に並んでる』という向きのメールが２件も来た」
「うわあ・・・」
「まあ、うち１件は杉原さんで、もう１件はクラスの奴だったんだがな」
「ああー・・・」

「で、まあ我が城も新年を迎える準備が出来たわけで」
「何を撮ったのか分かりませんよ。てかやっつけ仕事過ぎるでしょコレは」

久々の通販

「昨日あの後、早速ゾイドコア・ドットコムで月間ゾイドグラフィックスを注文した」
「はやっ」
「で、今日のバイト先のコンビニで振り込みしてきた。多分明日か明後日には届くだろう」
「こういう時には便利ですね、コンビニのバイトも」
「まあ、個人的に買い物ってのは実際自分の目で実物を吟味して買うのが望ましいんだが、今度ばかりは時間が取れんからなぁ・・・。さーあ、原稿だあー」
「はいはい」

リアルに忙しくなってきた

「予言どおり、学科試験受かったぞ」
「そりゃ２度も落とされたら困ります」
「ところで、月間ゾイドグラフィックスがもう発売されているようだが」
「え？ああ、そうみたいですね。あなたはまだ手に入れてないんですね」
「今回ばかりは通販で頼んでおけばよかったかな・・・明日からバイトで身動き取れんし」
「今から頼んで間に合いますかね」
「むぅ・・・」

「ところで、マンガ部分の原稿はこんな感じだ」
「おお？ホエールキング？カイザーじゃなくてですか？それにこの、下のコマのゾイドは・・・」
「まあ、そういうことだ」
「どういうことですか。・・・にしても、本当に結構追加要素が多いみたいですねぇ」
「そういうことだ」
「って、まさか通販に対する販促のつもりですか？」
「いやいやまさか。ってか既にお一人、通販希望の方への返事をお待たせしている状況なんだぞ」
「・・・え？マジですか？」
「マジですよ」
「・・・じゃあこんな所で嫌味っぽく画像上げてないで、早く返事書きなさいよ」
「ごめんなさい」

３枚目完成

「やばい、原稿が普通にヤバイ」
「まあ、時期も時期ですしね。そんなに苦しいんですか？」
「１日１ページのペースで完成させないと、修羅場の可能性もある」
「・・・まだそれほど苦しくないんじゃないですか？」
「何を言うか。明日は教習所で、明後日からバイト４連勤で、気付いたら年が明けてるわ。メガネも新調しようと思ってるし」
「はあ、大変ですねぇ・・・というか、いつまでクリスマス絵飾ってるつもりなんですか？」
「・・・今までのやり取りでそういう事言うか」

明後日リベンジ

「卒業検定直前の学科試験で落ちた」
「教習所ですか？」
「ああ・・・合格ラインに２点足りなかった」
「・・・あなた確か、仮免許前の試験でも２点足りなくて落ちてませんでしたっけ？」
「そういえばそんな気も・・・ということは次は受かるという事か。仮免の時もそうだったし」
「いやいやいや」

ＨＭＭっぽいジェノ

「とりあえず新刊情報に載せるサンプルページの原稿を完成させた」
「おおお・・・わざわざこんな写真まで撮ったんですか」
「ペン入れ・トーン貼り・完成の３段階。ケータイにメールが来るたびに添付してたらキリのいい画像が揃ってな」
「どんだけ見せたがりなんですか」

奇跡の衝動買い無し

「宣言どおり」
「おおお・・・買ってきましたか」
「かつて高校に入った頃はCDを買うことすらはばかっていたこの俺が・・・」
「ついにDVDまで買ってしまいましたね」
「ああ・・・で、これアニメイトで買ってきたんだが」
「はあ」
「2000円分貯まってたポイントを一気に使おうと思って行ったんだが、普段のノリでボケーっと会計終わるの待ってたら、『ポイントで払います』って言うのをすっかり忘れてた」
「は・・・え、じゃあこれ、何の値引きも無しで買ってきたんですか？」
「そうなるな・・・」
「・・・えーっと、バカですか？」
「うるせぇ」