さぶかるちゃーにっき にしき・ネスト オブ ネルド
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「今日は、人生で初の出来事を体験した」
「ほお、また仕事絡みですか?」
「いや、救急車で緊急搬送された」
「・・・」
「・・・」
「・・・きゅ?」
「なんか朝の6時ごろに恐ろしいほどの腹痛で目が覚めてな。これがまた異常な痛みで、どんな体勢になってもどんだけ時間がたっても一向に収まる気配はなく、立ち上がることすらままならないほどの激痛に、ベッドの上で一人もんどりうってたのだ」
「え、え、マジですか」
「しばらく耐えれば消えるだろうと思って30分ほど呻きながらも耐えてたんだが、まるで状況に変化なし。何とか壁伝いにトイレまで転がり込むも、普通に小が出るだけで普段と何も変わりなく、ただただ殺人的な痛みだけが襲い来る。その間も普通に便座に座る事すら出来ず、壁に体を預けてる状態。冗談抜きで、このまま意識が途切れるんじゃないかと思うほどの痛みだ。もし何か起きても見つけてくれる人がいないという不安も相まって、最悪の事態も浮かび始めたさ」
「で、ついに119番と」
「トイレに行くとき、とっさに携帯を握り締めていたからな。で、さすがにベランダから見える位置に大病院が建ってるだけのことはあって、ものの数分でサイレンの音が聞こえてきた。この時の安心感は想像以上だった」
「まあ、そうでしょうねぇ」
「そこからはまあ、ドラマとかで普通に見るような展開だ。担架に乗せられ、救急車内でで問診されつつ搬送。この時もあまりの痛みでまともに話すことが出来ず、大半は首を振るジェスチャーしかできなかった」
「ひええ・・・」
「で、目の前の大病院にすぐ運んでくれるものだと思ったんだが、なんか空きが無いらしくて、電車で3駅ほどの距離のある別の病院まで連行されてしまった」
「うわあ、日本の救急医療の問題点を身を持って体感してしまいましたか・・・」
「で、そこでも似たような問診を受け、点滴・採血・レントゲン・CTスキャン、尿検査を受け」
「ええ、ええ」
「そうしているうちに、気付いたら痛みは完全に消えていた」
「・・・・・・はい?」
「なんでだろうな、特に治療らしい治療は受けてないのに、自然治癒してしまったという」
「・・・えー、まあ・・・結果としては良かったんですけど・・・」
「ちなみにこれ覚えているかどうかは分からんが、紅月とか高校時代のメンツなら、これによく似た症状を俺が発症したのを見てるはずなんだよな」
「え、そうなんですか」
「高校の頃にな。体育の準備で着替えようと思ったら激しい腹痛に襲われたんだが、なんとか着替えて準備体操を始めると急速に治癒したという例があるのだ」
「た、体質なんですか・・・?」
「ただ今回のはあまりにも異常すぎた。検査でも特に引っかかる点もなかったし、薬の処方も無かった」
「それはそれでなんか怖いですけどねぇ・・・」
「で、結局点滴しながらちょっと休んで、10時半ごろに開放されたんだが、むしろそこからが大変だった」
「というと?」
「着の身着のままで担ぎ込まれたもんだから、財布なしメガネなし、おまけに身につけているのはパジャマという。そんな状態で街中に放り出されたわけだ」
「う、うわあー・・・」
「パジャマ姿+裸眼で街中を歩くという恐怖と羞恥心が貴様に分かるか」
「分かりたくないです。てか、下手すると変質者ですね」
「まあすぐにタクシー拾えたし、家に着いてすぐ財布取ってきて支払いして事なきを得たんだがな」
「散々な一日でしたね・・・お疲れ様です」
「ん、まあその後すぐに準備して仕事に行ったんだがな」
「ちょ!?こんな日ぐらい休みなさいな!?」
「今週はヤバイんだよ・・・社蓄奴隷乙」
「む、無理しないで下さいよ?本当に・・・」
「まあ、いい経験にはなったわ」
「ほお、また仕事絡みですか?」
「いや、救急車で緊急搬送された」
「・・・」
「・・・」
「・・・きゅ?」
「なんか朝の6時ごろに恐ろしいほどの腹痛で目が覚めてな。これがまた異常な痛みで、どんな体勢になってもどんだけ時間がたっても一向に収まる気配はなく、立ち上がることすらままならないほどの激痛に、ベッドの上で一人もんどりうってたのだ」
「え、え、マジですか」
「しばらく耐えれば消えるだろうと思って30分ほど呻きながらも耐えてたんだが、まるで状況に変化なし。何とか壁伝いにトイレまで転がり込むも、普通に小が出るだけで普段と何も変わりなく、ただただ殺人的な痛みだけが襲い来る。その間も普通に便座に座る事すら出来ず、壁に体を預けてる状態。冗談抜きで、このまま意識が途切れるんじゃないかと思うほどの痛みだ。もし何か起きても見つけてくれる人がいないという不安も相まって、最悪の事態も浮かび始めたさ」
「で、ついに119番と」
「トイレに行くとき、とっさに携帯を握り締めていたからな。で、さすがにベランダから見える位置に大病院が建ってるだけのことはあって、ものの数分でサイレンの音が聞こえてきた。この時の安心感は想像以上だった」
「まあ、そうでしょうねぇ」
「そこからはまあ、ドラマとかで普通に見るような展開だ。担架に乗せられ、救急車内でで問診されつつ搬送。この時もあまりの痛みでまともに話すことが出来ず、大半は首を振るジェスチャーしかできなかった」
「ひええ・・・」
「で、目の前の大病院にすぐ運んでくれるものだと思ったんだが、なんか空きが無いらしくて、電車で3駅ほどの距離のある別の病院まで連行されてしまった」
「うわあ、日本の救急医療の問題点を身を持って体感してしまいましたか・・・」
「で、そこでも似たような問診を受け、点滴・採血・レントゲン・CTスキャン、尿検査を受け」
「ええ、ええ」
「そうしているうちに、気付いたら痛みは完全に消えていた」
「・・・・・・はい?」
「なんでだろうな、特に治療らしい治療は受けてないのに、自然治癒してしまったという」
「・・・えー、まあ・・・結果としては良かったんですけど・・・」
「ちなみにこれ覚えているかどうかは分からんが、紅月とか高校時代のメンツなら、これによく似た症状を俺が発症したのを見てるはずなんだよな」
「え、そうなんですか」
「高校の頃にな。体育の準備で着替えようと思ったら激しい腹痛に襲われたんだが、なんとか着替えて準備体操を始めると急速に治癒したという例があるのだ」
「た、体質なんですか・・・?」
「ただ今回のはあまりにも異常すぎた。検査でも特に引っかかる点もなかったし、薬の処方も無かった」
「それはそれでなんか怖いですけどねぇ・・・」
「で、結局点滴しながらちょっと休んで、10時半ごろに開放されたんだが、むしろそこからが大変だった」
「というと?」
「着の身着のままで担ぎ込まれたもんだから、財布なしメガネなし、おまけに身につけているのはパジャマという。そんな状態で街中に放り出されたわけだ」
「う、うわあー・・・」
「パジャマ姿+裸眼で街中を歩くという恐怖と羞恥心が貴様に分かるか」
「分かりたくないです。てか、下手すると変質者ですね」
「まあすぐにタクシー拾えたし、家に着いてすぐ財布取ってきて支払いして事なきを得たんだがな」
「散々な一日でしたね・・・お疲れ様です」
「ん、まあその後すぐに準備して仕事に行ったんだがな」
「ちょ!?こんな日ぐらい休みなさいな!?」
「今週はヤバイんだよ・・・社蓄奴隷乙」
「む、無理しないで下さいよ?本当に・・・」
「まあ、いい経験にはなったわ」
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