さぶかるちゃーにっき にしき・ネスト オブ ネルド
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「今朝、電車内で画家っぽい人に遭遇した」
「は?」
「なんかヨレヨレの半そで短パン、絵の具で汚れたデザインケースを足元に置いて、扉の所に立って絵を描いてるオッサンがいたんだよ」
「・・・え、電車の中で絵を描いていらしたんですか?」
「ああ、しかもずーっと、誰に向かってってわけでもなく、まるでドラマの1シーンのように語り続けてるんだよな、結構な声で」
「は、はあ・・・」
「なんかA3ぐらいの画用紙に、白いペンでペタペタ描き込みながら『海の心、空の心、空気の心・・・それがエエんや。・・・人はな、40過ぎたら子供に戻っていくんや』みたいな事を延々と車内で語ってた。無論周囲は全員無視してたがな」
「はー・・・変わった方ですね」
「しかし描いてた絵は確かに鮮やかで、軽く見入ってしまった。青空の下、一人の男が一頭のラクダを連れて草原を歩いている絵だったんだが。写実的な感じじゃなくて、原色ベタ乗せの、子供向けの絵本の表紙みたいな雰囲気だった」
「へぇー・・・ってか、何気にあなたもよく観察してますね」
「俺の向かいで横向いて描いてたからな。よく見えたのだ」
「なるほど」
「で、降りる駅が近づいてきた頃『そろそろ腹が減ったな。馳走になろうかのぅ、はっはっは』と締めの一言が」
「ちょ、いつの時代の人なんですか」
「分からん・・・ただの変わったオッサンなのか、その筋では名の通った、周囲にあまり理解されない天才肌の画家なのか・・・何にせよ、面白い体験だった」
「ですね」
「は?」
「なんかヨレヨレの半そで短パン、絵の具で汚れたデザインケースを足元に置いて、扉の所に立って絵を描いてるオッサンがいたんだよ」
「・・・え、電車の中で絵を描いていらしたんですか?」
「ああ、しかもずーっと、誰に向かってってわけでもなく、まるでドラマの1シーンのように語り続けてるんだよな、結構な声で」
「は、はあ・・・」
「なんかA3ぐらいの画用紙に、白いペンでペタペタ描き込みながら『海の心、空の心、空気の心・・・それがエエんや。・・・人はな、40過ぎたら子供に戻っていくんや』みたいな事を延々と車内で語ってた。無論周囲は全員無視してたがな」
「はー・・・変わった方ですね」
「しかし描いてた絵は確かに鮮やかで、軽く見入ってしまった。青空の下、一人の男が一頭のラクダを連れて草原を歩いている絵だったんだが。写実的な感じじゃなくて、原色ベタ乗せの、子供向けの絵本の表紙みたいな雰囲気だった」
「へぇー・・・ってか、何気にあなたもよく観察してますね」
「俺の向かいで横向いて描いてたからな。よく見えたのだ」
「なるほど」
「で、降りる駅が近づいてきた頃『そろそろ腹が減ったな。馳走になろうかのぅ、はっはっは』と締めの一言が」
「ちょ、いつの時代の人なんですか」
「分からん・・・ただの変わったオッサンなのか、その筋では名の通った、周囲にあまり理解されない天才肌の画家なのか・・・何にせよ、面白い体験だった」
「ですね」
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