桜と同人

「昨日は４人友人宅でマッタリしつつ深夜アニメ３本連続視聴。作画やら演出やらCGの使い方やら色々と談義してた」
「典型的なオタクですねぇ・・・」
「で、昼前に友人宅を出て、俺の母校の高校にまで足を伸ばしてみた」
「・・・え？今回集まったのって専門学校のご友人ですよね？」
「パソゲーの背景用素材として一度見に行きたいという話が上がってな。うちの高校は外観も良い感じだし、今の時期は桜も咲いてるから」
「あー、なるほど・・・」

「で、撮ってきたのがこれ」
「おおおー、綺麗ですねぇ」
「残念ながら満開は通り過ぎて葉桜になりかけてたが、時折目を背けたくなるほどの大量の花吹雪が舞う光景もまた良いものだった」
「本当に桜並木なんですね」
「紅月よ、むる。よ。ここを覗いている高校からの我が友よ。あの桜並木は今年も見事な花を咲かせていたぞっと」
「４年前でしたっけ？あなたが卒業したのって」
「早いなー。・・・ああそして、帰宅してみるとリュンタ～さんから封筒が届いていた」
「封筒？」
「ああ、為替入りの封筒。うちの青サバシリーズとZOIDS DEVELOPMENT HISTOLYシリーズをまとめて一式買ってくださった」
「おお、よかったですね」
「ああ、ちょうどいい小遣い稼ぎになった」
「ちょ！？本人様も見てるのに何てこと言ってるんですか！？」
「ということで、今からちょっと製本作業するわ。在庫確認したら、ナイトシュロードの本が保存用不良品しか残ってなかったから」
「ああ、そうですか・・・」