続カカオの日

「昨日買ったチョコめちゃくちゃ旨い。さすが３粒で420円もする高級トリュフ。俺の舌でも格の違いが分かる旨さだった」
「いいなー」
「やらねーぞ。２日前に自分が何を言ったか忘れたとは言わせん」
「ぐっ・・・」


「で、初めて東方の絵など描いてみたり。昨日と今日でさくっと」
「って、あなた東方知らないんじゃ・・・」
「ああ、ニコ動でMADに使われてるアレンジBGMと、キャラの顔と名前がいくつか合致する程度だ。ただこのレミリアというキャラはラスボスらしいということが分かったから、なんか冷徹そうな感じに・・・。実際このキャラがこんな表情浮かべるようなキャラなのかは知らん」
「テキトーですねぇ・・・。ってか、あのトップ絵に１週間もかかって、これを２日で仕上げますか、あなたは」
「作業テンションというのがいかに大事かよく分かったわ」



「ところで、チョコもう１箱あるから・・・ひとつ食うか？」
「え？いいんですか？」
「だから食うかと聞いてる」
「うわ、いや・・・ぜ、是非頂きます！」
「俺も食うか」
「うわ・・・おいしい。なんか生チョコみたいにすーっと柔らかく溶けていきますね」
「うむ。まさにチョコレート。価値が下がってしまいそうだから、しばらく安物は口に入れないほうが良さそうだな」
「本当ですねー。あぁーもう、黒燈さん大好き。もうひとついいですか？」
「やかましいわ」